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KITAMOTO AGRI BASE

Back to the Farm

非農家出身である私が農地を探していたとき、かつて石戸村(現北本市石戸)はトマトの栽培が盛んで国産初の無着色ピューレ「石戸トマトクリーム」の工場があったことを知りました。観光地や名産品の少ない北本市の中で数少ない歴史ある地であることを知り、この地でトマト栽培を復活させることで地元に貢献できるのではないかと思い、この北本市石戸で農業をすることを決意しました!

Kitamoto Tomato

大正14年、まだトマトが珍しかった頃、のちに埼玉県北本市となる石戸村で、トマトの種をアメリカに輸出するため全国に先駆けてトマトを栽培していました。しかし種子採取事業は成功せず、そこで種を採るために捨てていた果肉を加工し国産初の無着色ピューレ「石戸トマトクリーム」を開発しました。「石戸トマトクリーム」は精養軒、千疋屋、帝国ホテルなどの一流料理店から高く評価され、品評会等でも数々の賞を受賞しました。戦争の影響もあり控除は昭和16年に閉鎖され、残念ながら「石戸トマトクリーム」は今では幻となってしまいました。戦後、トマト生産も再開され「北本トマト」は北本市を代表する農産品になりました。

北本トマトの歴史はこちら

Kitamoto Sweet Potato

北本ではトマトと共にサツマイモも古くから栽培されていました。歴史的にはトマトより古く、江戸時代末期から栽培されていた記録が残っています。北本の土壌は火山培土で水はけがよくサツマイモを育てるのに最適であることから、かつてはさつまいもの名産地である川越に多く出荷されていました。
サツマイモがよく育つ土壌は健在、小江戸川越のサツマイモを陰で支えた隠れ名産地“北本サツマイ”を復活させるべく、B.T.FARM では2020年より栽培をはじめました。

北本サツマイモの歴史はこちら

B.T.F History

2017年に、運よく北本市石戸に使われていない6棟のビニールハウスを借りることができ、まずビニールハウスの修理や農場の整地を行い、2018年3月に前職退職後、元大工の友人に手伝ってもらいビニールハウスを合計5棟増設しました。ビニールハウスを建てるのは初めてでめちゃくちゃ苦労しましたが、無事建てることが出来、この地で農業の第一歩を踏み出すことが出来ました。

その後増加する耕作放棄地を借り、開墾し畑へ戻し(Back To the FARM)、現在は約6町歩の面積で様々な種類の野菜作りに挑戦中です。

Vegetables & Fluits

栽培品目・収穫スケージュール
(2023年5月現在)

How to grow

B.T.Fでは、安全で美味しい野菜を大量に生産するために、養液袋栽培という技術を用いています。
養液袋栽培のメリットは下記の通り。

①土の緩衝力(ストレス軽減)

土が持つ肥料濃度の急変、乾燥の回避、地温の維持な ど根に対するストレスの軽減が期待できる。

②連作障害のリスクが低い

袋ごとに培地が分かれているため、連作障害が起きるリスクは低い。

③省力化

排水、土壌消毒、耕起、土寄せ、固形肥料の施肥・追肥、 除草、作業がない。

④草勢コントロール

温度、湿度とともに肥料濃度による草勢管理が容易で、ハ ウス全体を均一にコントロールできる。

⑤培地状態の安定化

給液管理が向上すればするほど大規模栽培での技術の再現性が高まり、マニュアル化、経営の安定化が容易となる。

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