BTF加藤です。
今日は元静岡県庁職員で果樹や野菜の接木に精通された板垣さんに接木の方法・コツを教わりました。
板垣さんによる接木がうまくいくためのポイントは3つ。
①切れやすく刃の部分が厚いナイフを使う
穂木と台木の切断面同士を接ぐので、隙間(空間)が出来ぬようにスパっとスムーズに切れる刃を使うようにとのこと。薄い刃だと刃に力が伝わりにくく、面が段々になってしまい隙間が出来やすい。
②形成層で接ぐ
形成層とは、上の写真のように表皮と木質の間にある層で、この層が成長を続け年輪となるそうです。木の幹や枝の表皮をはがすと、いくらかヌメっとした薄緑色のあるところがそうです。そのままもっとはがすと白い木質です。この形成層まで切り、形成層同士で接ぐことがその後の成長に重要なようです。
③切断面は真っ直ぐ滑らかに
穂木と台木の切断面が真っ直ぐになっていないと、当然接いだときに空間が開いてしまいます。この空間をなくししっかり接合させることが重要とのこと。
今回は切り接ぎと腹接ぎの2つの接木方法を教えて頂きました。この3つのポイントを意識してやってみたのですが、特に③が難しく、なかなか真っ直ぐきれいな切断面になりません。
(板垣さんが簡単そうに切られているので自分でもすぐ出来ると思ったのですが。。)
板垣さん曰く、上手くなるにはとにかく沢山経験するしかない、とのこと。
アボカドの接木の時期は来年の3,4月頃。
早速帰りにホームセンターに寄って接木ナイフを買って、あと半年弱、BTFメンバー全員猛特訓します。
特訓の様子はまた後日報告します。
To Be Continued…