BTF島津です。
現在BTFでは、ネギを大規模に栽培し始めています。
そこで今回はネギってどんな作物なのか皆さんに紹介しようと思います。
ネギは植物分類体系では、ヒガンバナ科キジカクシ目ネギ属に分類されています。
ヒガンバナの仲間なの?と思った方もいらっしゃるかと思います。
実はネギの原産地は中国西部と言われており、ヒガンバナもまた中国が原産地と言われてます。
ヒガンバナも沢山興味深い生態があるので紹介したいのですが今回はネギに注目していきます。
ネギの葉は円柱状に茎を包み込む様な形をしており、この構造を葉鞘と言います。葉が分かれて始めている部分が茎の様に見えますが、その部分は偽茎と呼ばれ、実際には葉が重なっている状態なのです。
そんな変わった形をした植物ですが、ネギといえばあの独特な匂いと目に染みるあの感覚ですよね。
長ネギや玉ねぎは硫化アリル、「アリシン」と呼ばれる成分を含んでいます。
このアリシンという成分が粘膜に触れ、目や鼻の粘膜を刺激し、目が痛くなったり鼻水が出たりします。
アリシンは繊維を破壊すると事で空気中に飛び出し、瞬時にガス状に変化して広がります。
その為料理をする際はゴーグルやマスクをすると目が痛くなりにくくなります。
また他にも水に漬けながら切ったり、半分切って冷蔵庫で冷やしてから料理しても対策が出来ます。
そんなアリシンですが、厄介な作用だけではなく良いこともあります。
匂いを嗅ぐだけでリラックス効果を得られたり、スープにすると抗菌殺菌作用、神経の高ぶりを抑えたりと、実はセラピー的な効果もあったりします。
その為枕元にネギを置いたりするとリラックス状態になり、深い眠りにつき易くなったりすると言われています。
いかがでしたでしょうか。
今回は一癖も二癖もあるネギの役に立つ意外な一面や生態に着いてのご紹介でした。
To Be Continued…